浜松二俣の百古里庵(すがりあん)で絶品の勝栗てんぷらと田舎蕎麦を堪能

浜松のグルメ情報

こんにちは、カービーです。

ようやく気温が下がってきて秋らしい気候となった今日この頃、おいしい秋の食材がたくさん出回り、食欲をそそります。

栗のおいしい料理やスイーツも最近人気で、私も以前よりも随分栗を食べる機会が増えた気がします。

そんな中、浜松市の山側、天竜二俣の山間部に絶品の「勝栗てんぷら」を出すお蕎麦屋さんがあると聞きつけ、蕎麦道楽百古里庵(すがりあん)に行ってきました。

美味しい「勝栗てんぷら」と超ド級の太いお蕎麦についてご紹介します。

浜松市二俣の蕎麦道楽百古里庵(すがりあん)は山の中

浜松市の中心部から約1時間ほど(30km少々)北に走り、二俣の街中を超えて少し山中に入っていくと小さな集落(家が数軒見える)の中に百古里庵があります。

山道を上がって最後の2kmはかなりの細い道で、「小さな車で行った方がいい」との事前に聞いていたアドバイスに納得。

ただ車が二台すれ違えないところもありますが、脇に避けられる(譲り合う)場所もあり、道の舗装もされていて交通量も少なく(行きに1台の車とすれ違っただけ)、それほどストレスは感じませんでした。

お店は先日の大雨による断水と道の崩落の影響で9月24日から臨時休業、10月1日から再開したばかりです。

蕎麦道楽百古里庵は古民家の落ち着けるお店

店名の百古里はこのあたり周辺の地名から。

23年前に築120年の古民家を使って蕎麦道楽百古里庵が開業(ということは140年を超える家ですね)。

大きな庭のある一軒家で、とても落ち着ける雰囲気のお店。

4人掛けテーブル席が2つ、畳に座るタイプの4人用食卓(ちゃぶ台)が5つ程度(ここは少しうろ覚えです)。

平日でしたが、開店の11時少し過ぎに行ったらテーブル席には既に埋まっていて、庭側のちゃぶ台に場所を取る。

その後もお客さんが来て、多くの席が埋まっている感じでした(待つほどではなかった)。

また携帯電話の電波がなかなか入らず苦戦していたら、なんとフリーWIFIがパスワードなしで繋がって大変重宝!(こんなところでもWIFIとはいまどきですね)

築140年超の古民家
店の入り口に小さなショップ

百古里庵で目当ての「光明勝栗の天ぷら」と蕎麦をいただく

お店の方にオススメを聞き、田舎蕎麦と二八そばのせいろ、お目当てだった光明勝栗の天ぷら、真菰筍の天ぷら、ふき味噌の焼きおにぎり、栗プリンを注文しました。

二種類の蕎麦は二人で半分づつ盛ってもらい、百古里庵のオススメもほぼカバーすることができました。

田舎蕎麦せいろ

「つなぎを一切使用していない太くて食べにくい本物のそば」との説明書きに興味が湧いて注文。

ほぼ割り箸くらいの太さで圧倒的な存在感。

ススルというよりも一本一本口の中に放り込んで、麺に歯を食い込ませていく感じ(それくらいの厚みを感じる)でじわりと噛む。

弾力と歯ごたえはもはや蕎麦とは別物という感じで人により好みは別れそうだけれど、これが蕎麦本来の味なのかも?

「蕎麦そのものをしっかり食べた!」感があって私は楽しめました。

左が田舎蕎麦、右が二八蕎麦

二八蕎麦 せいろ

田舎蕎麦よりは細いが、こちらも普通の蕎麦に比べてかため。

こちらもツルツルと食べるというよりは、気合を入れてすする感じ。

光明勝栗の天ぷら

「光明勝栗」の名は、徳川家康が武田方に奪われていた二俣城を攻めるにあたり、まず光明城を落とすべく大激戦の末勝利、その家康に光明村の百姓四人が村で取れた栗を献上したことに由来。

年間を通して百古里庵で一番の人気メニュー。

地元産の大粒の栗を渋皮煮にし、そうめんの衣が尖る様に揚げられている。

表面の衣はパリッパリ!(口の中が痛くなるのではと心配したが大丈夫)

栗がまるまる入り、しっとりして、余分な甘みが混じっていない感じ。

焼き栗よりも天津甘栗よりも、栗本来の美味さが際立つ感じ。

これはおいしい!

取り皿に移した光明勝栗の天ぷら

真菰筍の天ぷら

真菰筍は百古里の田んぼで10月に入ってから収穫の始まったばかり。

イネ科の植物ということで、タケノコの食感は少しあるものの、より柔らかくモチモチした感じ。

「真菰筍についている黒い斑点はお歯黒の原料になったもので、水の浄化に優れています」と店の方が解説してくれる。

エゴマの花穂の天ぷらも添えられていて、苦味とエゴマの鼻に抜ける香りが食中のアクセントになる。

真菰筍の天ぷら、左側の緑色かかったのがエゴマの花穂の天ぷら

ふき味噌の焼きおにぎり 

「頼み出したら止まらなくなる」と店の人に言われた品。

百古里の田んぼの赤米を使い、ふきの味が甘い味噌と絡んで絶妙なバランス。

香りと食感も素晴らしい。

栗プリン 

栗の渋皮煮をペースト状にしてココナッツミルクをかけてある。

渋皮のツブツブ感を感じるプリンになっている。

浜松二俣百古里庵まとめ

少々不便な場所にありますが、わざわざ遠くから食べにきている人たちも多い百古里庵。

「光明勝栗の天ぷら」は圧倒的に断トツの一押しメニュー。

こんなにおいしい栗の天ぷらはこれまで食べたことがありませんし、栗そのものの美味さを味わうのに最適な食べ方かも。

栗の季節には是非行かれてみることをおすすめします。

(興味があれば個性たっぷりの田舎蕎麦にもチャレンジを)

百古里庵基本情報

店舗名:蕎麦道楽 百古里庵(すがりあん)
所在地:静岡県浜松市天竜区横川160
営業時間:11:00~15:00
定休日:木曜日 ※1月・2月は、火水木休み
駐車場   有
電話番号:053-924-0088
決済方法:主要クレジットカード、PayPay、現金

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