3年ぶりに軽井沢にドライブ旅行をしてきました。
中部横断自動車道完成のお陰で、車で行く軽井沢はぐっと浜松に接近!
これまでは行くのに不便な所と思っていましたが、これからはもっと気軽に行けそうです。
軽井沢は本当にたくさんの楽しみ方ができる場所!
何度でも行きたい軽井沢観光の見どころをご紹介。
軽井沢は気軽に楽しめる「洋」のリゾート
軽井沢は言うまでもなく日本有数の高原リゾート地。
日本で最も古い、最も有名な避暑地であり別荘地。
数々の著名人、欧米人をはじめ多くの人たちが滞在し、独特の風情が漂う町です。
「セレブだらけの避暑地で居心地悪そう?」という勝手なイメージで、なかなか行く機会がありませんでした。
しかしいざ行ってみたら意外と気軽な雰囲気。
訪れている観光局も様々(セレブ風の人にはそんなに会わない=個人的感想)だし、そんなに気取る必要はない(もちろん気取っても大丈夫)。
避暑地で涼しいのも有難いし(8月末の浜松や東京圏が最高気温30度超えの時に軽井沢は21度と快適でした)、楽しみ方のチョイスが豊富なちょっとおしゃれな観光地です。
よく近場にあるリゾート地として箱根、熱海とも比較されるけど、箱根、熱海が「和」だとすれば軽井沢は「洋」。
とにかくョッピング(広大なアウトレットや旧軽銀座など)、文化・芸術、自然、歴史、食と、あらゆるものが揃い、全ての分野で非常に質の高いサービス体験を味わえます。
以前は浜松から遠かった軽井沢へのドライブ
軽井沢になかなか行けていなかったのは「交通の便の悪さ」も一つの理由でした。
長野県は隣接する県なのだけれど、浜松から行くとちっとも「隣り」っぽくない。
数年前に軽井沢に車で行った時に車のナビ検索をしたら、神奈川・東京回りと愛知県回りとほぼ同じ時間(約5時間半)と出る。
どちらのルートを取るにしても時計回り/反時計回りの違いだけの半円に近いドライブコース、どっちつかずの遠回りのルートでずいぶん無駄な距離を走る感じが気にいらない。
実際に行ったら交通量の多い所も通るので渋滞が発生したりして、前回はたしか6時間程度かかってしまった。
(電車で行く方法もあるけれど、東京まで東海道新幹線、そこから北陸新幹線の乗り換え軽井沢へと、これもどう見ても大幅な迂回ルートで何か癪に障る。)
中部横断自動車道で軽井沢は浜松にぐっと近づく
今回も前回同様に車で行くことに。
軽井沢は観光スポットが少々離れて点在(鬼押し出し園など)しているし、町全体がゆったりししていて道も走り易く駐車場にもそれほど困らない。
現地で動き回ることを考えると車がある方が便利で、私は軽井沢へ行くなら断然ドライブ派。
そして今回、中部横断自動車道が清水から甲府まで開通してくれたお陰で(週末のドライブにもかかわらず渋滞もなく)、快適な4時間と少々のドライブでスッと軽井沢へ!
3年前より1時間以上の短縮!
ありがとう国交省!ありがとうNEXCO中日本!
速く行けるようになったお陰で、これまでは「一度は行っておきたい軽井沢」だったけれど、これからは「たまには行ける軽井沢」になりました!
とにかく軽井沢は見どころ満載。
本当に楽しめるところいっぱいです!
前回、今回で訪れたオススメの場所を紹介します。
軽井沢ではショッピングそのものが観光になる!
軽井沢のショッピングでこの2つは必須アイテム!!
この二つだけでも「軽井沢に行ってきた」と言い切って大丈夫。
軽井沢・プリンスショッピングプラザ
いわゆる有名ブランドアウトレット。
約27万平米に約240店舗がそろう巨大なショッピングモール。
プリンスホテル+西部グループがやっていて、ゆったりしたレイアウト(その分、けっこう歩かされる)。
敷地内には池や芝生の広場などがあって、他のアウトレットと比べるとガツガツしていない余裕を感じる(これも軽井沢らしさ?)。
軽井沢・プリンスショッピングプラザ (karuizawa-psp.jp)
旧軽井沢銀座通り
「軽井沢に行った」感が一番出るのは、もしかしたらこの旧軽銀座通りかも。
様々なお店が並び、昔からある写真館、老舗のベイカリー、ギャラリーからお土産物屋、ちょっとおしゃれな食べ物屋、ショッピングモールなど、ここを見て回るだけで軽井沢の歴史と今が勉強できそう。
旧軽銀座を少し外れたところには昭和世代には有名な、平成の天皇・皇后両陛下がご結婚前にデートをされた「(財)軽井沢会テニスコート」があるし、写真館には昭和天皇が来られた時の写真なども飾ってある。
軽井沢銀座商会のウェブサイト (karuizawa-ginza.org)
軽井沢おすすめ美術館、軽井沢には文化・芸術が集まってくる
文化の香り漂う軽井沢、素敵なアートスポットがたくさんあります。
(今回紹介した以外にもまだ多くの美術館があります)
軽井沢千住博美術館
人気の日本画家、千住博。
最近では高野山金剛峯寺の襖絵一式を描き上げて話題に(NHKが特番を組んでいました)。樹々に囲まれた美術館には水や滝をモチーフにした彼らしい作品が並びます。
彼が好んで描くストーリー性ある鹿の絵(勝手に「鹿の旅シリーズ」と呼ばせてもらってます)が中心エリアにドンと展示されています。
また駐車場奥のギャラリー館(こちらは無料)も見逃さない様に!
東京などの画廊が交代で主催、展示(千住博の絵ではない)が定期的に入れ替わり、一部は販売もされています。今回は池田満寿男の絵が展示されるなど、ここでも良い作品が見られます。
セゾン現代美術館
町から少し離れた森の中にあるモダンな造形の美術館。
大きな機械仕掛けの展示があるなど、いわゆる現代アートが並びます。
西武グループ堤家ゆかりの作品などもある大きな美術館。
美術館の庭が美しく、少し散歩するのがおすすめです。
軽井沢高原の自然に癒される
火山からできてきた軽井沢の地形の妙が楽しめます。
鬼押し出し園
軽井沢の中心地から車で30分ほど(有料道路を通ります)。
鬼押出しは、1783年に起きた浅間山の天明大噴火の際に噴出した溶岩流が凝固したもの。
園内には東京上野の寛永寺の別院である浅間山観音堂が設置されています(浅間山噴火の犠牲者を弔う目的で1958年に勧請されたそう)。
日本のお寺なんだけれど、奇岩の上に建つ赤いお堂は何か日本離れしていて、中国かどこか外国に行ったかの様な雰囲気を感じます。
白糸の滝
落差は3mだが帯状に横に広く、幅は70m。マイナスイオンを感じられる、周囲も含めて落ち着ける雰囲気の場所。
白糸の滝│長野県軽井沢町公式ホームページ (karuizawa.lg.jp)
千ヶ滝
セゾン現代美術館からほど近い、千ヶ滝の駐車場から30分ほど細い山道を登る。
白糸の滝に比べひと気もなく、山の中にある小さな滝に癒されます。
千ヶ滝 | 長野県軽井沢町公式ホームページ (karuizawa.lg.jp)
日本最古の洋風避暑地、軽井沢の歴史を垣間見る
欧米人が好んだ軽井沢の姿がいたるところに垣間見えます。
旧三笠ホテル
重要文化財。1906年開業の洋風建築のホテル、残念ながら1970年に閉業。以降は軽井沢町が管理していて中を見学できます(有料)。
往時を偲ばせる素敵な建築物です。
重要文化財・旧三笠ホテル 開館期間・入館料等のご案内(改修工事のため休館中)│長野県軽井沢町公式ホームページ (karuizawa.lg.jp)
万平ホテル
1894年開業、こちらもシャトー風の外観を持った西洋建築で、現役で活躍中。ジョンレノンなど著名人が多く宿泊。
泊まらなくても、庭に面したカフェテラスでお茶をするだけで雰囲気を味わえます。
軽井沢 万平ホテル 公式WEBサイト (mampei.co.jp)
その他にも見所満載、奥深い軽井沢
カテゴリー分けできないくらいに、軽井沢の楽しみは豊富です。
ハルニレテラス/軽井沢星野エリア
自生していた100 本を超えるハルニレ(春楡)の木立を活かし、9 棟の建物を広いウッドデッキでつないだ16 のお店・レストラン。
建築物は全て木、近くを流れる小川もあって、心静かに落ち着ける場所。
ハルニレテラス | 軽井沢星野エリア (hoshino-area.jp)
軽井沢高原教会
森の中の教会はまさに「The 軽井沢」という雰囲気。
軽井沢ウェディングの草分け的存在で、私たちが訪れた際も挙式が始まる直前(退去しなくてはならない)で、足早に見学。
石の教会 内村鑑三記念堂
軽井沢高原教会からすぐ。内村鑑三は日本のキリスト教思想家。
信仰や制度にかかわらず自由に集える場所としての教会とのことで、石を組み上げた見事な造形の建物は必見。
軽井沢 石の教会 内村鑑三記念堂 (stonechurch.jp)
星野温泉トンボの湯
星野リゾートには泊まりませんでしたが、温泉好きの私は日帰りで寄らせてもらいました。
弱アルカリ性のいわゆる「美肌の湯」、森の中でゆったりできました。
星野温泉 トンボの湯 | 軽井沢星野エリア (hoshino-area.jp)
まとめ
軽井沢は、様々な楽しみ方を提供してくれるおしゃれで素敵な観光地。
静岡方面からも中部横断自動車道が繋がって格段に便が良くなりなりました。
ショッピング、文化・芸術、自然、歴史、そして食、一つの町にこれだけの素材が揃う町はなかなかないでしょう。
まだ行かれていない方、是非様子を探りに訪れてみてください!
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