こんにちは、ジュビロサポーターのカービーです。
サッカーワールドカップは日本チームの活躍で大盛り上がり、俄かファンも増えサッカー人気沸騰。
一方で静岡県のサッカー界は我が地元、ジュビロ磐田が残念ながらJ2に降格。
ライバルの清水エスパルスまでお付き合いして、史上初めて静岡県からJ1チームがいなくなるという大惨事となりました。
さらにジュビロには追い打ちをかける様にFIFAから補強禁止の制裁が…。
大変な苦境に立たされてしまいましたが、こんな時に力を発揮してこその名門!
チーム一丸、若手も積極起用して1年でのJ1復帰へ奮闘して欲しい。
栄光と低迷を経験しているジュビロのJ1復帰へ、サポーターの期待の念を送ります!
かつての強豪ジュビロ磐田、日本代表よりも強かった!?
J1優勝3回、Jリーグカップ優勝2回、天皇杯優勝2回(1回は前身のヤマハ発動機時代)という輝かしい歴史を持つジュビロ磐田。
特に1990年台後半の強さは凄まじく、中山(ゴンちゃん)、名波、服部、福西などのワールドカップ戦士を輩出、他にも代表経験のある藤田俊哉、田中誠、奥、鈴木秀人などが在籍。
(しかも彼らは全員がジュビロの生え抜き、スカウトの目が確かだったのでしょう)
またジュビロ在籍時のドゥンガがワールドカップのブラジル代表主将になるなど、ジュビロにはきら星の如きスターが揃い、これで弱いわけがありません。
今でも鮮烈に覚えているのが、仏ワールドカップ前に地元ヤマハスタジアムで行なわれた日本代表のジュビロとの強化試合。
代表メンバーを除いたジュビロが、日本代表(ここにもジュビロの選手が入っていた訳ですが)を試合内容から得点結果まで圧倒しました。
そのボコボコぶりをスタジアムで観戦していた私は「日本代表にはジュビロの単独チームを送った方が良いのでは」と本気で思ったほど。
当時はJリーグの試合を見に行ってもジュビロが負けることは殆どなく、今振り返ると「贅沢で幸せな時代を過ごしていたんだな~」と思います。
2005年頃からジュビロ磐田低迷、J2降格は3度目
ところが強豪ジュビロも2005年頃から低迷し始め、特にここ数年はパッとしません。
チームの方向性がブレブレになっていた感じでタイトルからも遠ざかり、2014年シーズンに初のJ2降格を経験。
監督も長続きせず(名波監督は例外的)、外国人選手の補強も上手く行かない。
(チームに溶け込めない、来てはすぐやめるなどのケースが続いてしまいました)
若手の有望株も入るけれど、なかなかジュビロで伸びない。
皮肉な例が東京五輪の主力と期待された小川航基選手。
ジュビロで一皮むけずに昨年末に放出したら、今年横浜FCに移った途端になんとJ2得点王。
結局J1に戻った今年もいろんなことがチグハグで低迷、3度目のJ2降格となりました。
ジュビロ磐田がFIFAより補強禁止の制裁
この低迷ぶりに追い打ちを掛けたのが2021シーズンに加入したファビアン・ゴンザレス選手の契約問題。
磐田との契約前にタイのクラブとの契約が存在していた(2重契約)として2022年9月にFIFAより処分が発表され、ジュビロはスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ上訴するも一昨日の12月22日に棄却となり制裁が決定。
タイのクラブへの約5万ドルの賠償金の支払い、ゴンザレス選手の4ヶ月間の公式戦出場停止はしょうがないにしても、問題なのが2023年の新規選手登録禁止の処分。
つまり来年は補強が全く出来ないということで、チームにとって大変厳しい裁定と言わざるを得ません。
これにより来年入団が内定していた東京国際大学の師岡柊生選手(FW)とは仮契約解除(師岡選手は鹿島アントラーズへ入団)となるなど、既に影響が出ています。
ジュビロ磐田には良い選手がたくさん、補強無しでも戦える!
残念ながら補強は出来なくなりましたが、現在のチームには良い選手がたくさんいます。
幸か不幸か最近の補強で成功していた例は少なく、それを考えれば「これまでと大きな違いはない」と腹をくくるしかない!
逆にこれまでは補強で獲得した選手を使うあまりに若手選手の活用が出来ていなかったことが問題だったと思います。
(前述の小川航基選手しかり、今回のワールドカップに出場した元ジュビロの伊藤洋輝選手も在籍中には十分に活用ができていなかった)
このピンチをチャンスと捉えて、今後はどんどん若手を活用すべきでしょう。
高校選手権で活躍した古川陽介選手など、どんどん使ってあげれば日本代表入りも狙える逸材もいます。
また今年のユースチームはプレミアリーグWestで優勝争いを展開(最終的には3位)と健闘しましたから、ユース世代からトップチームに多く昇格させチームを作り直すチャンスかも知れません。
今いるベテランに加え、ユース世代も含めた総力戦でチームを強化していくべきでしょう。
ジュビロJ1復帰へサポーターの期待
かつての強豪ジュビロが低迷して早や10年近く、なかなか浮上の気配が見えずに来季はJ2へ降格。
さらに来季は補強禁止と厳しい状況ではありますが、ピンチをチャンスと捉えて大きくチームを作り直すきっかけとして欲しい。
元気な新社長と新監督の元でメンバーが一丸となり、さらに若手をどんどん使って元気なサッカーを見せて欲しいとサポーターは望んでいます。
ジュビロ磐田のJ1復帰へ、厳しい予想を裏切る躍進を期待しています!
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