「どうする家康」NHK大河ドラマ5年ぶりに浜松が舞台、ストーリー・ロケ地は?

浜松だより

来年1月から期待のNHK大河ドラマ「どうする家康」が始まります。

「おんな城主直虎」放送から5年、「どうする家康」で舞台が再び浜松に戻ることに。

ところが今回の主人公、徳川家康は居住地を転々としたため、本当に「どうする家康」は浜松が舞台の大河ドラマと言えるのか?と浜松人は気になっています。

そこでまずは「どうする家康」の脚本・演者の陣容から見えるドラマの期待値を検証。

さらに脚本家や主演の松本潤さんの発言、徳川家康の生涯や史実から見えるストーリー展開やロケ地などを探ります。

そうすることで大河ドラマ「どうする家康」で浜松がどういう関わり方をするのかがおぼろげながら見えてきます。

大河ドラマ「どうする家康」で浜松が果たす役割りを探っていきたいと思います。  

(リンクNHK PRどうする家康: https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/tag/index.html?i=27551 )

NHK大河ドラマ「どうする家康」の舞台浜松は「おんな城主直虎」以来5年ぶり

2017年、浜松を舞台にしたNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」が放送されました。

NHKドラマ初出演の柴咲コウさんが主演。

“戦国時代に男の名で家督を継いだおんな城主がいた!”という、かなりキャッチーな設定の井伊家の当主、井伊直虎の物語。

戦さのたびに当主を殺され、ただひとり残された姫が「直虎」と勇ましい名を名乗って乱世に立ち向かい、戦国を生き抜いた女の激動の生涯として描かれました。

浜松市民がほとんど知らなかった“おんな城主”井伊直虎。(あまり触れられたくない浜松市民の秘密です)

その存在を探し当て、さらには大河ドラマにまで仕立て上げたNHKの調査力と創作力に感心させられたものです。

その「おんな城主直虎」から5年の歳月を経て、次の大河ドラマ「どうする家康」で再び浜松が舞台となります。

井伊直虎をほとんど知らなかった浜松市民ですが、こんどは浜松市民どころか日本人誰もが知っている徳川家康を主人公とした大河ドラマ。

「どうする家康」に浜松市民の期待が高まります。

NHK大河ドラマ「どうする家康」期待の脚本と豪華な俳優陣

脚本家、古沢(こさわ)良太の技に期待!

脚本家の古沢良太さんは、さまざまなTVドラマ、映画を手掛けておられます。

『ALWAYS 三丁目の夕日』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。

現在49歳の脂の乗り切った実力ある気鋭の脚本家です。

古沢さんの手がけた『探偵はBARにいる』『コンフィデンスマンJP』シリーズは私の大のお気に入り。

ウィットに富んで、コミカルで軽妙。仕掛けをたくさん入れ込んだ巧妙なストーリー展開にはいつも感心させられます。

この技や仕掛けが次の大河ドラマでどう発揮されるのか?と今から楽しみでなりません。

主演松本潤を支える豪華な俳優陣

主演、徳川家康役は松本潤さん。

その周りを固める俳優陣が豪華です。

準主役級には、織田信長に岡田准一さん、豊臣秀吉にムロツヨシさん、今川義元は野村萬斎さん、武田信玄が阿部寛さん、築山殿 に有村架純さん。

重量級が並びます。

加えて最近ドラマに幅を拡げてきたお笑い芸人ハナコの岡部大さん、地元静岡出身の広瀬アリスさん、大好きな「孤独のグルメ」の松重豊さん、そしてコンフィデンスマン常連の小手伸也さん(脚本の古沢さんつながりか?)。

さらには大森南朋さん、山田裕貴さん、山田孝之さん、松山ケンイチさん、イッセー尾形さんなどなど、自然と期待感が上がってくる、そうそうたるたるメンバーが並びます。

「どうする家康」は浜松がメイン舞台の大河ドラマなのか問題

女城主、井伊直虎は生涯を遠江・井伊谷(現在の浜松市北区引佐町)で過ごしたので、「おんな城主直虎」は明らかに浜松を舞台とした大河ドラマでした。

しかし「どうする家康」は、家康が何か所かに居住地を替えているため、いまの段階でまだ「これは浜松の大河ドラマだ!」とは言い切れません。

家康はの生まれは三河岡崎。

6歳で今川家の人質として駿府(静岡市)へ。

29歳~45歳の青年期・壮年期には浜松、その後江戸(東京)に移り江戸幕府を築いた後に晩年また駿府へ。

先日もTV番組で、「徳川家康はどこの県民のものなのか?」と愛知、静岡、東京が三つ巴の舌戦を繰り広げていました。

いずれにしてもそれぞれの地で徳川家康に入れ込んだ発信がされていて、大河ドラマ館も、なんと浜松だけでなく、静岡市、岡崎市にも設置されるということです。

浜松で出世の礎をつくった徳川家康

浜松市のイメージキャラクターはズバリ「出世大名家康くん」です!

ieyaskun.jpg (522×516) (gametomo.com)

市制百周年を記念して2011年に、徳川家康をモチーフに、ちょん髷はうなぎ、羽織の紋はみかん、袴はピアノ柄と浜松の特産品をあしらったキャラクターとして作られ、ゆるキャラグランプリで1位にも輝きました。

しかも「副市長」の役職まで与えられています!!

浜松に多く残る徳川家康のあしあと

浜松市内には徳川家康ゆかりの場所がたくさんあり、ゆかりを辿る「家康の散歩みち」というウォーキングコースもあります。

また地名にも、史実をたどれるような特徴あるものが多く残されています。

29歳~45歳まで17年間の青年期・壮年期を過ごした浜松は、家康が大きな飛躍を成し遂げる力を蓄え、天下統一の礎を作った重要な場所となりました。

このため浜松城は「出世城」と呼ばれる由縁もそこにあります。

(「出世城」ブランドを冠したお酒などいくつかの商品もあります)

こう考えると浜松はドラマの重要な舞台になることは間違いないでしょう。

「どうする家康」のストーリーは?ロケ地は?

まだストーリーが明らかになっていない「どうする家康」ですが、主演の松本さんが記者会見で答えていた内容に多少ヒントがありそうです。(引用: 岐阜新聞インタビュー記事 松本潤さん「岐阜の方も見てほしい」 大河「どうする家康」ロングインタビューほぼ全文 | 岐阜新聞Web (gifu-np.co.jp)

松本さん曰く、「脚本の古沢さんの描くものは、か弱きプリンス家康が天下を取るまでのストーリー」。

「力も、頭も、何もない人物が、天下を取る人物にどう変わっていくか」

「若く力もなく、家臣も頼りない小さな国でどうなっていくか?」

「戦い方を知らない、やろうとしてもうまくいかない、行き詰まっている感じを表現」

そのため家康が殺陣で相手が強すぎて負けてしまうことがある、とのこと。

これを聞くとヒントがでてきます。

これまでの典型的な”強い”大河の主人公とは少し違う味付けです。

そうなると浜松でのたくさんの苦労話がエピソードとして入ってくるでしょう。

家康最大の挫折、武田信玄に大敗北した三方ヶ原の戦いはもっとも大きな出来事として語られずはず。(敗戦後に書かせた家康自身の似顔絵は有名です)

(「徳川家康三方ヶ原戦役画像」 引用:徳川家康 – Wikipedia )

他にも浜松に居たころのしくじりや挫折のたくさんのエピソードも語られるはず。

浜松城は当然として、三方ヶ原古戦場や二俣城、その他浜松各地でロケは行われそうです。

どうなる?「どうする家康」

ドラマの全容が見えてくるのはこれから。

浜松以外にも、岡崎でもロケは始まっている様です。

しかし脚本家の古沢さんや主演の松本さんの発言からドラマのテーマを解釈するに(とくに浜松びいきの浜松市民としては)

「どうする家康」は「浜松がメイン舞台の大河ドラマだ」だと、期待とともに見ていきたいと思います。

「どうする家康」の浜松情報、今後も続報として発信していきます。

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