移住希望ランキング1位の静岡県、移住者最多は浜松市!人気の理由と移住サポートは?

浜松だより

こんにちは、カービーです。

NPO法人ふるさと回帰支援センターが毎年発表する移住希望ランキングで、
静岡県は3年連続1位を継続中。

その静岡県の中で、昨年度の移住者数が最も多かったのが浜松市。

我らが地元、浜松市の栄冠は喜ばしい限りですが、実は浜松市の総人口は他の地方都市と同様に減少傾向。

それゆえ浜松市民としては、もっとたくさんの移住者に来ていただきたい!

浜松市への移住が今なぜ人気なのか、 移住サポートはどうなっているのか?

移住を検討されている方への参考情報をお伝えさせていただきます。

静岡県は移住希望ランキングで3年連続1位

認定NPO法人ふるさと回帰支援センターが毎年、移住希望地ランキングを発表しています。

ふるさと回帰支援センターとは、東京(有楽町の東京交通会館内の移住相談センター)と大阪(大阪ふるさと暮らし情報センター)に拠点を置き、

地方移住に関する情報発信や、移住希望者への各種相談に対応している機関。

この移住希望地ランキングで静岡県が3年連続の首位に輝きました。

1位静岡県
2位山梨県
3位長野県
4位新潟県
5位広島県
6位沖縄県
7位福岡県
8位京都府
9位奈良県
10位愛媛県
2023年最新 移住希望地ランキング

静岡県への移住は過去最多、浜松市がNo.1

移住者の多くは若い子育て世代

静岡県が発表した2022年度の県内移住者数は前年度比41%増の2634人、3年連続の増加で静岡県として過去最多を記録しました。

移住世帯(計1196世帯)を年代別に見ると20代が34%と首位、30代が32%、40代は17%と続いています。

20〜30代の若い子育て世帯で全体の三分の二を占めていて、テレワークの浸透や住宅取得助成などが効果を発揮したとみられています。

2022年は浜松市が最多

2022年の市町村別移住者では浜松市への移住が390人と県内首位。
(前年度の4位から大きく躍進)

本来あった地域の魅力度に加えて、居住サポート、就業支援なども効果を発揮しました。

またコロナ禍を経てテレワークが普及したことも浜松市に有利に働いたと思われます。

以前は静岡への移住と言えば、東京圏に通勤が可能な東部地域(沼津、三島)、
少し頑張って中部(静岡市)あたりまででした。

ところが「自宅でテレワーク、出社はたまに」と言うライフスタイルが普及、
新幹線ひかりで東京まで1時間20分の浜松市が、より現実的な移住の候補地となったのだと思います。

【令和4年静岡県市別移住者数Top5】
1. 浜松市 390 人 (前年128 人)
2. 静岡市 255 人(前年158 人)
3. 沼津市 253 人 (前年45 人)
4. 富士市 241 人 (前年162 人)
5. 三島市 130 人(前年171 人)

政令指定都市の幸福度ランキングで浜松市は1位

移住候補地として上位に上がる浜松市には、それなりの魅力が詰まっています。

日本総合研究所の全国20政令指定都市の幸福度ランキング2022年度版では、
浜松市 が見事に 総合ランキング 1位に輝いています。

ちなみに過去4回の調査でも
2位→1位→2位→1位
と常にトップ層を維持。

浜松市は幸福度が高い政令指定都市として長期にわたり評価されています。

【参考】幸福度ランキング評価法
(日本総合研究所が2年毎に調査)
・都市の基本指標(※)と 健康・文化・仕事・生活・教育の5分野47指標で評価
※基本指標(7指標):人口増加率、一人あたり市民所得、選挙投票率(国政選挙)、財政健全度、合計特殊出生率、自殺死亡者数、勤労者世帯可処分所得

【総合ランキングの推移】

総合ランキング2016年度版2018年度版2020年度版2022年度版
1位さいたま市浜松市さいたま市浜松市
2位浜松市さいたま市浜松市川崎市
3位千葉市川崎市川崎市さいたま市
4位川崎市京都市名古屋市京都市
5位横浜市名古屋市岡山市名古屋市
幸福度ランキング推移

浜松市の基本指標は全体で3位
財政健全度”や“勤労者世帯可処分所得”など、自治体としての基本的なポテンシャルが高いとの評価。

また健康分野と生活分野が2位で、健全な市民生活を送ることができる環境が整っている。

これらの評価により浜松市は幸福度の総合ランキングでトップとなっています。

健康寿命でもトップクラス

厚生労働省による大都市別(おもに政令指定都市)の健康寿命調査は、
国民生活基礎調査や人口動態統計などを用いて3年ごとに算出されています。

*健康寿命:健康上の問題で日常生活の制限なく生活できる平均の年齢

浜松市は、2010年から2016年まで男女とも3期連続1位

2019年は女性が76・65歳で4期連続1位、男性は73.74歳で4位転落もトップとは僅差。

温暖な気候、自然と食の豊かさなど、健康に暮らせる環境が整っていることが要因と考えられます。

大都市別 健康寿命ランキング

気候が温暖で日照時間が長い

“静岡県=温暖な気候”はもはや世間の常識です。

浜松市も冬場の平均気温は沖縄/九州南部に次ぐ暖かさ。

雪はほぼふらず(年に1~2度ちらつく程度)、子供の頃は数年に一度かすかに積もる雪に興奮したものです。

日照時間も長く、全国の市町村別統計でも常にトップクラス。
(平成25年には年間日照時間で1位)

太陽の光をふんだんに浴びて人はうつになりにくく、骨密度や免疫力も高まるとされ、健康な生活に繋がっています。

浜松の自然の恵み

浜松は田舎と都会の両面を併せ持つ町。

中心部は政令指定都市なりの賑やかさが(そこそこ)あり、そこから15分~1時間以内に海、湖、川、山が絶妙に配置されています。

南に太平洋(遠州灘)
西に浜名湖
東に天竜川
北に南アルプス(赤石山脈)

その周辺にはさらに中田島砂丘、佐鳴湖、白倉峡、竜ヶ岩洞など、豊かな自然やアウトドアライフが楽しめる環境が整っている。

食も、浜名湖のうなぎ、牡蠣、すっぽん、遠州灘のとらふぐ、しらす、三方原の馬鈴薯、たまねぎ、お茶、みかん、などなど、海の幸、山の幸がたっぷり。

豊かな自然と食の豊かさも、健康な生活を大いに支えてくれています。

浜松市は移住サポートも充実

移住・就業支援金

浜松市では『浜松市はじめようハマライフ助成事業費補助金(移住・就業支援金)』と銘打って、

東京圏から浜松市に移住し、就業・起業をした人に最大100万円を支給しています。

令和5年度からは、18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合、一人につき100万円が加算されています。

東京圏からの移住に限定している所が微妙なところですが、実際の浜松市への移住者の多くが東京圏からということなのでしょう。

【令和5年度補助金】
・単身での移住の場合:60万円
・2人以上世帯で移住の場合:100万円
・18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合:一人につき100万円
*申請期限:令和6年1月15日

移住・就業支援金(制度の概要)

ハマライフ住宅取得費等補助金

こちらも浜松市がサポートする移住者への住宅補助。

就業支援が「東京圏から」限定だったのに対し、こちらは全ての移住者が対象。

市外からの移住者に対して、居住のためにかかった費用の2分の1以内で最大100万円が補助されます。
(2023年時点)

【補助対象者の主な要件】
・夫婦等で移住し、共に50歳未満
・移住する前の10年間のうち通算5年以上、市外に居住
・5年以上居住する意思を持っている人
・居住地域の自治会に加入していること

この住宅補助は、新築・取得費用、増築・改修費用、住宅賃貸費用、引越し移転費用などが対象。

様々な居住パターンに対応して、補助金がもらえる仕組みになっています。

ハマライフ住宅取得費等補助金(制度の概要)

まとめ

移住希望ランキング全国1位の静岡県の中で、昨年度の移住者が最も多かった浜松市。

政令指定都市の中での幸福度ランキング1位、温暖な気候や豊かな自然と食に恵まれて、健康寿命もトップクラス。

東京へ新幹線で1時間20分、海・湖・川・山に囲まれた田舎と都会の両面を併せ持つ魅力的な町だと思います。

浜松市による移住者への就業、住宅補助も強化されてサポート体制は充実。

移住をお考えの方は、是非浜松市も検討の対象に加えていただければ幸いです!
(浜松市民は暖かく歓迎いたします!)

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