浜松基地エアーパークは入場無料で見どころ満載!ゼロ戦、ブルーインパルス、全天周シアターの面白観光スポット

浜松だより

こんにちは、カービーです。

地元の人でも意外に知らない航空自衛隊浜松基地の広報館エアーパーク。

ゼロ戦やブルーインパルスなどの多くの航空機を見て触れることが出来、全天周シアターでは映画館とは別次元の大迫力映像を楽しめ、本格的なフライトシミュレーターも体験できるなど、質の高い面白い施設が入場料無料で公開されています!

飛行機に憧れを持ったことのある人なら誰でも心を躍らせる極上観光スポット、航空自衛隊広報館エアーパークをご紹介します。

航空自衛隊浜松基地の歴史

浜松基地の前身は1925年(大正14年)設立の陸軍飛行第7連隊。

1933年(昭和8年)には浜松陸軍飛行学校も設立され、戦後の1955年(昭和30年)に浜松基地となりました。

航空自衛隊初の航空団が置かれるなど航空自衛隊発祥の地としての歴史を持ち、設立時からパイロットを教育する部隊が置かれたことから、現在でも航空自衛隊の教育の中心的な役割を担っています

1960年から1981年までブルーインパルス(航空自衛隊のアクロバット飛行チーム)が浜松基地に置かれた(その後松島基地へ移管)のも、浜松基地が飛行訓練の重要拠点だったからでしょう。

航空自衛隊のロゴがカッコいい!

浜松基地エアーパークは広報目的、入場料は無料

浜松基地に隣接する形で作られたエアーパークは、航空自衛隊の活動を国民に理解してもらう為に1999年4月にオープンした広報施設。

広報目的のため、豊富で贅沢な素材が揃っているにもかかわらず入場料は無料!

エアーパークの敷地に入るといきなり屋外展示の輸送機やナイキミサイル、ブルーインパルスの練習機、ヘリなどが並んでいて施設の力の入り方がうかがえます。

F-86Fブルーインパルス
C-46D輸送機
F-104J
ナイキミサイル

目の前の滑走路を頻繁に離発着する戦闘機の迫力ある姿と音を感じながら、受付を通って展示資料館に入っていきます。

隣接の滑走路で離発着を繰り返す多くの航空機が見える

浜松基地エアーパーク展示資料館で自衛隊のいろはを紹介

エアーパーク展示資料館では航空自衛隊の組織や活動、浜松基地の位置付けなど、自衛隊に関する情報がパネル展示されています。

自衛官の制服の種類、自衛隊の階級や階級章など、興味深いものもたくさん。
(民間以上に細かい?階級の階層の多さにはびっくり、自衛官の出世も大変です!)

制服や装具
自衛隊の階級はすごい数の階層に分かれる

また戦闘機、練習機などの実機が詳しい説明書きとともに展示され、自衛隊所有機材の模型が並び、フライトスーツやヘルメット等の各種装備品も展示されています。

歴代機材の模型
ロケット類の模型もあり

政府専用機(首相等が使用)の機内設備・備品の展示、簡易フライトシミュレーターなどもあり、ありとあらゆるものが網羅されている印象。

政府専用機の貴賓室カット3D
貴賓室の内側
簡易版フライトシミュレーター

さらに展示資料館の中にはエアーパークの映画館とも言うべき全天周シアターも置かれています。

浜松基地エアーパークで必見、大迫力の全天周シアター

展示資料館2階の全天周シアターでは1日に4回、各回の定員60名で毎回内容を変えて20分の上映がされています。

1階受付にて入場整理券をもらって入場しますが、上映途中での入場は不可なので注意が必要。

直径15メートルの全天周スクリーンはプラネタリウムを少し傾けた様な感じで、座席をリクライニングさせて天井いっぱいに拡がるスクリーンを見上げると、12基のスピーカーの音響とも相まって迫力は満点。

スクリーンいっぱいの操縦席からの空と雲の映像には、自分がパイロットになったかのような臨場感を感じます。

今回視聴したのは航空救援隊の過酷な活動を紹介したもので、自衛隊の皆さんへの感謝の気持ちを新たにした素晴らしい映像でした。

全天周シアターの座席は急な階段状に円形に配置、スクリーンは上部に広く拡がる

エアーパーク展示格納庫にはファン垂涎のゼロ戦やブルーインパルス

展示資料館の2階から廊下を渡って隣接する展示格納庫へ。

高い天井の格納庫には20機ほどの戦闘機、練習機やヘリコプターに加え、航空機エンジンや航空機搭載の武器などが並んでいます。

天井からつり下げた飛行姿勢で展示されているのは航空機ファン垂涎、かつて世界に名を轟かせた零式艦上戦闘機(ゼロ戦)。

戦時中は隼部隊に所属し、マリアナ諸島で被弾した機体が復元された日本への里帰り第1号機で、国内で唯一のゼロ戦の吊り下げ展示とのこと。

空中展示のゼロ戦

また浜松基地ならではの歴代のブルーインパルスの機体が多く並び、操縦席の中などもじっくり見ることができます。

ブルーインパルス
別時代のブルーインパルス
ブルーインパルスの操縦席

さらには本格的なF―1戦闘機の動揺フライトシミュレーターがあり、操縦桿の動きに対応して実際に座席が動くリアルな飛行体験をすることができます。

無料ですが人気が高く、要予約で人数も制限されているので興味のある方はエアーパークに着いてすぐにこちらを予約し、予約時間に合わせて館内見学をされることをオススメます。

動揺フライトシミュレーターは要予約

エアーパーク基本情報

駐車場:一般乗用車約146台・バス約17台(無料)
開館時間:09:00~16:00
休館日:毎週月曜日(祝祭日の場合はその翌日)
    毎月最終火曜日(最終火曜日の前日が祝日の場合は火・水曜が閉館)
    3月第2週の火曜日 – 木曜日、年末年始(その他臨時閉館あり)
アクセス:浜松駅よりバス直行便で30分(1日1往復)、またはバス30分+徒歩10分
詳細はこちら⇒ https://www.mod.go.jp/asdf/airpark/VISIT/3_access.html

展示格納庫前のバス停

館内施設:
 売店「MUSEUM SHOP TSUBASA」
 喫茶店「スカイラウンジ Fuji」
https://www.mod.go.jp/asdf/airpark/

ミュージアムショップのTSUBASAには基地限定品もたくさん

エアーパーク展示機種・装備品

【屋外展示機種(号機)】
C-46D (91-1138) – 飛行点検隊仕様
F-86F (02-7966) – ブルーインパルス仕様
F-104J (76-8698) – 無人標的機UF-104J仕様
H-21B (02-4756)
地対空誘導弾ナイキJ

【館内展示機種(号機)】
B-65 (03-3094)
F-1 (90-8225) – カットモデル
F-1 (90-8227)
F-2 モックアップ(初号機) (63-8501)
F-86D (84-8104)
F-86F (02-7960) – ブルーインパルス仕様
F-104J (76-8693)
F-4EJ改(17-8440)-世界で一番最後に生産されたF-4
H-19C (91-4709)
KV-107 (24-4832)
MU-2S (13-3209)
S-62J (53-4774)
T-1A (15-5825)
T-2 (59-5111) – ブルーインパルス仕様
T-3 (91-5517)
T-6F (52-0010)
T-28B (63-0581)
T-33A (71-5239)
T-34A (51-0382)
T.55 (63-5571)
アンサルド SVA9複葉機 (13146)
零式艦上戦闘機52型甲 (43-188)
Rh202
VADS

まとめ

エアーパークは、航空自衛隊の活動の周知・理解を目的に、入場無料で開放されている浜松基地に隣接する広報施設。

普段触れることのない航空機やミサイルを実際に見て、触って、体験できる、貴重な場所になっています。

全天周シアターや動揺フライトシミュレーターなど、バラエティーに富んだ質の高いエンターテイメントも詰め込まれていて、地元民もあまり気付いていない極上観光スポット。

まだ未体験の方はコスパ最高のエアーパークにぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか?

自動販売機も航空機ペイントで超クール、飲み物は全品100円、110円で格安

コメント

タイトルとURLをコピーしました