別府温泉はなぜ人気?地獄めぐり、立ち寄り温泉「竹瓦温泉」、関サバに大満足!

日本を旅する

こんにちは、温泉好きのカービーです。

旅行割での九州旅行、湯布院温泉でゆっくりした翌日に別府温泉へ。

のどかな田園風情の湯布院とはガラリと変わって、街のいたるところから湯けむりモウモウの日本一の湯量を誇る活気あふれる温泉地。

地獄めぐりが有名ですが、他にも立ち寄り温泉、関サバ、地獄蒸し料理など、コンテンツたっぷりの絶大なる人気を誇る温泉地!

今回は私が別府で大満足した地獄めぐり、立ち寄り温泉「竹瓦温泉」、関サバについてご紹介します。

別府温泉は日本一の湯量、街中湯けむりモウモウ

湧出量、源泉数とも日本一を誇る別府は“おんせん県”大分の代表格、最新(第6回)の「みんなで選ぶ温泉大賞」で西の横綱に輝いています。

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なにしろ別府の源泉数は2288カ所と、2位の由布院の972カ所(こちらも凄い)の倍以上!

温泉の湧出量(毎分約8万7550ℓ)も、2位の九重(8万4509ℓ)を上まわってこちらも日本一。

泉質も日本に10種類ある掲示用泉質のうち7種類があって、量だけでなく質(バラエティ)も豊富。※掲示用泉質:療養目的で分類する泉質の種類

数字を見ただけでも圧倒的ですが、実際に別府の街に入るとあちらこちらで湯けむりがモウモウとしていて、「温泉日本一」を肌で感じることができます。

別府で入れる温泉

別府地獄めぐりは鉄板イベント!別府地獄組合の7地獄を巡ろう

別府の地獄とは?

「地獄」とは温泉の熱い噴気が出ている場所のこと。

明治以降に観光地となる前は、やたら熱いし農作物にも悪影響がある厄介者として地元の人たちから忌み嫌われて(相当の苦労があったのでしょう)、これらの場所は地獄と呼ばれていました。

地獄の名前はそのまま残り、今やそれが別府観光の最大のシンボルになりました!(ものは使い様ですね)

別府地獄には「別府地獄組合」に加盟している有名な7つの地獄と、個別営業の地獄がいくつかあります。

既に何度も地獄めぐりをされた方以外は、この組合の7地獄を巡るのがオススメ(かつ十分)だと思います。

「別府地獄組合」の7つの地獄

7地獄は「海地獄エリア」に5つ、そこから3.5km離れた「血の池地獄エリア」に2つと2つの場所に集中しているので移動のロスなく廻れます。

7地獄を巡るセット入場券(2000円)を買えば、その都度チケットを購入する面倒がありませんのでオススメです。

この7地獄はそれぞれ特徴がはっきりしていて、良くここまで温泉の色や成分、噴出の仕方のバラエティがあるものだと感心するほど。

たまに観光地にある「何か所も回ったけどみんな似たり寄ったりだった」などということは全くなく、個性くっきりでこの7カ所はすべて回る価値ありです!

7地獄の特徴

【海地獄エリア】

・海地獄 きれいな海の青さの様な地獄
・鬼坊主地獄 泥が噴き出ている様な地獄
・かまど地獄 6種類のかまどの地獄
・鬼山地獄 ワニがたくさんいる地獄
・白池地獄 うす青緑色の地獄

海地獄はきれいなブルー色
鬼坊主地獄
かまど地獄は1丁目から6丁目まである
鬼山地獄では温泉の熱でワニを飼育
白池地獄

【血の池地獄エリア】

・血の池地獄 赤い血の色の様な地獄
・龍巻地獄 30~40分おきに間欠泉が豪快に噴き出す地獄

血の池地獄
間欠泉が噴き出す龍巻地獄
別府地獄めぐり公式サイト(別府地獄組合)
べっぷ地獄めぐりのホームページへようこそ

別府立ち寄り温泉(銭湯)の竹瓦温泉は別府のシンボル的存在

竹瓦温泉

別府には温泉のメッカらしく、たくさんの立ち寄り温泉(銭湯)があります。

どこに行こうか悩んだあげく選んだのが別府のシンボル的存在と言われる共同浴場、竹瓦温泉。

明治12年(1879)の開業で、最初は竹屋根葺きだったものが改築で瓦葺きになって竹瓦温泉の名前がついたそう。

古い建物で、外観は「千と千尋の世界だなぁ!」と感じるレトロな雰囲気。

屋内の天井がものすごく高く、館内は休憩所含めゆったり落ち着ける感じです。

砂場(砂風呂)もありますが今回は普通のお風呂に入浴しました。

【竹瓦温泉】
別府市元町16番23号
電話:0977-23-1585
入浴料金 大人300円、小人100円(6時30分~22時30分
砂湯 1,500円(6歳以上入浴可、8時~22時30分)

竹瓦温泉はとってもレトロ
内部もレトロ
砂場風呂

お湯の蛇口もシャワーも石鹸もシャンプーもない

夕食の後に竹瓦温泉に立ち寄ると、番台のご主人が気さくに色々なことを教えてくれます。

料金を払う前にまず言われたのが、普通のお風呂の様には身体を洗えないこと。

風呂場にはお湯が出る蛇口もシャワーもなく、石鹸もシャンプーも置いていない。

地元の人は石鹸などを持参してきて、湯舟のお湯を使って髪の毛や身体を洗われるそう。

「それでも良ければ」と念押しされて入場(過去に観光客とのトラブルもあったのかも知れませんね)。

男湯の暖簾をくぐると脱衣所があり、そこから階段を5mくらい下がったところにシンプルな湯舟が一つ、中には2名のお客さんだけ。

確かにお湯の蛇口もシャワーもなく、身体は後でホテルで洗うことにして、ここでは雰囲気を楽しみながら身体を温めることにする。

ちょっと不便だけれどそのぶん歴史や風情を感じるし、地元のライフスタイルにも触れた感じで、こういうのも悪く無いとしみじみとした旅情を感じる。

何度も湯舟を出たり入ったりして、柔らかい感じのお湯で身体を温めることができました。

機会があれば次は砂場(砂風呂)もためしてみたいと思います。

男湯の風呂 洗い用の水道もシャワーもない
男湯の天井も高い

別府グルメで一押しの関サバを「鈴よし」でいただく

別府グルメで一番楽しみにしていたのが関サバで、かなり前から評判の店を調べて「鈴よし」を予約。

鈴よし

お店を入るといくつかの生け簀があって、関サバが元気にグルグル回りながら泳いでいる。

奥の部屋(全て個室)に通されて目当ての関サバの「さば御膳」(3500円)を注文。

「さば御膳」には関サバの刺し身(量もたっぷり、けちってない感じ)、煮つけ、茶碗蒸し、香物、みそ汁などがついて、いいバランスの御膳。

「関サバはブランドとして有名だけれど味はどうかな?」と少々疑っていたけれど、予想は良い方向に裏切られる。

刺し身は歯ごたえ十分で弾力が素晴らしく、今までこんな美味しいサバの刺し身は食べた記憶がない。

浜松で食べられる「餅ガツオ」に似た感じの餅の様な弾力ある食感。

餅ガツオ同様に鮮度と締め方(血抜き)でこうなるのかな?と勝手に推測。

煮つけも美味しかったし、思わずお櫃(茶碗でなく)のご飯もお代わりしてしまった程。

この内容でこの価格は大バーゲンだし、別府にまた行ったら確実にリピートするだろう大オススメ御膳でした。(超人気店で早目の予約が必要です)

【鈴よし】
大分県別府市石垣東9丁目5-32
電話:0977-26-1790
営業時間:11時~14時/17時30分~21時
定休日:水曜日

元気に泳ぐ関さば
御膳、定食はとってもお得
さば御膳
関さばの弾力はスゴイ
さば御膳に付く煮つけも凄く美味しい
寿司・割烹・仕出し 完全個室 鈴よし
「ネタよし」「味よし」「きっぷよし」のキャッチフレーズで、私ども「鈴よし」は、お客様にご満足いただけるお食事をと、ご提供させていただいております。各種ご宴会承ります。関あじ・関さば・城下かれい・他いけすより活き造りいたします。寿司・割烹・仕出し鈴よし別府市石垣東9丁目5-32TEL0977-26-1790FAX0977...

まとめ

別府温泉は源泉数と湯量ともに日本一!

地獄めぐりで日本の源泉の凄さを感じ、竹瓦温泉で古き良き温泉地の生活に触れ、関サバの食感と美味さに感激する。

別府が温泉の西の横綱と呼ばれる理由がとても良くわかった今回の旅行でした。

コンテンツいっぱいの別府に行ってガッカリすることはまずないでしょう。

せっかくなら近くにある湯布院温泉も一緒に訪れ、二つのまったく異なる温泉地体験を楽しまれたらいかがでしょうか?

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