山形県尾花沢市にある銀山温泉は、いままで行った温泉街とは違うまるで夢の世界でした。
こぢんまりとした温泉街は、そこに足を踏み入れた途端に「千と千尋の神隠し」と「大正ロマン」の驚きの世界!!
女性であれば(男性でも)、この素敵な雰囲気に思わず酔わされて気分は最高です。
今回の宿は白銀の滝の目の前のある絶好のロケーションの「別邸瀧見館」。
素敵な宿、温泉にもしっかりと癒され、大満足の滞在となりました。
こんな素晴らしい温泉街がそれほど知られていなかったことが不思議、「絶対に行くべき温泉街!」として、皆さんにも是非その良さをお伝えしたいと思います。
山形銀山温泉は「千と千尋の神隠し」と「大正ロマン」の世界
山形県尾花沢市にある500年以上の歴史を持つ銀山温泉。
NHK連続テレビ小説『おしん』の舞台になったことで一躍脚光を浴び、全国的にその名を知られることになったそう。
たしかに銀山温泉に向かう途中の道の駅やお土産物屋には、古い『おしん』のポスターが貼られ、関連グッズや関連情報も置かれていて、私にも『おしん』押しがはっきりと伝わりました。
大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造の旅館が、銀山川の両岸に沿って軒を並べ、ほんの数百メートルほどの温泉街を形作っています。
旅館のたたずまいはまるで「千と千尋の神隠し」、街並みは「大正ロマン」、映画から飛び出てきたかのような世界です!!
まるで映画からそのまま出てきた様な「油屋」の様な建物た並びます。
そして人名を前面にでかでかと打ち出している旅館群。
「木戸佐左エ門」「永澤平八」「小関吉右衛門」などの大きな文字が目に入り、これがまた大正レトロの雰囲気を盛り上げます。
加えて銀山川にかかる赤いレトロな橋や、歩道に配置された多くのガス灯に明かりが灯る様子など、昔ながらの独特な景観を味わうことができ、大正ロマン溢れる雰囲気を感じることができる。
そこに居るだけでほっとできる、そんな癒しの世界です。
銀山温泉 ~ 大正浪漫の郷愁を感じるノスタルジックな町並み ~ (ginzanonsen.jp)
銀山温泉街の奥にはマイナスイオンを感じる白銀(しろがね)の滝
今回の宿泊は銀山温泉街の奥、突き当りにある白銀(しろがね)の滝の目の前。
この白銀の滝は白銀公園の中にあって、大小2本の滝が約22メートルの絶壁から水しぶきを上げて落ちる、なかなか雄大な姿。
周辺には木々が生い茂り、滝壺のそばまで歩いて行けるので見応えも十分。
そばに近づくと水しぶきにマイナスイオンを感じます。
対岸には観瀑台もあり、滝しぶきの心地よさを感じることができます。
滝と蕎麦の宿「別邸瀧見館」は白金の滝の目の前の絶好のロケーション
白銀の滝の目の前にあるのが今回宿泊した、「滝と蕎麦の宿 瀧見館」の別館となる「別邸瀧見館」。
もともと創業時にはこの別邸からスタート、その後キャパ拡大で別邸から坂を10分ほど歩いて登ったところ(かなりの勾配です)に新しく宿泊施設と温泉を作ったとのこと。
そちらが本館となって従来のものを別邸と呼ぶこことにしたそう。
チェックインは坂(山)の上にある新しい本館で行い(駐車場も本館)、露天風呂など大浴場も本館側。
本館から坂(山)の下にある別館までは10分ほどのそこそこ急斜面を上り下りする形。
チェックインしてから本館から旅館の車で送迎してもらう形となります。
なかなか本館と別邸の行き来も大変そうで、別邸では朝食のみ付いた宿泊プラン。(よって夕食は温泉街のレストランで食べる。結局本館には大浴場にはいる為に一度行っただけですが、本館も眺望も良くこちらも良さそうです。)
自分たちはずっと別邸側(温泉街側)で過ごしましたが、銀山温泉街の良さを感じるには別邸側の方がオススメだと思います!
部屋は一階の滝に一番近い側の「雪晴(せっせい)」という部屋で、6畳の寝室と12畳のリビング、障子を開けると目の前に滝があるという絶好のポジション。
ゆったりとした広さ、ロケーション(温泉街の端で滝の目の前)にも大満足です。
雪晴の部屋の上の2階には「くつろぎ処 観庭」という20畳ほどのラウンジ。
部屋からと同様、滝の眺めを楽しめます。
冷蔵庫に入っている日本酒(大吟醸)、ビール、酎ハイ類、ソフトドリンクは飲み放題。
余裕の量が置いてあって、ふだん酒量を制限されている私も安心してたくさんいただきました!
朝食は別邸内にある「そば処瀧見亭」の場所で、これまた滝を見ながらゆったりといただく。
残念ながら蕎麦屋は日中のみの営業で今回はいただく機会がなく、次回は是非ご賞味させていただきたいと思います。
銀山温泉の満足度は非常に高い「一度は絶対に行くべき温泉街」
銀山温泉は女性陣に大人気ということを聞きましたが、この素晴らしい雰囲気に納得。
「千と千尋」を彷彿とさせるレトロでなにか懐かしい雰囲気は、みんなを魅了します。
私もこの雰囲気にはずいぶん癒されました。
海外客が戻ってきたら中国・台湾あたりの観光客が殺到しそうな予感、今のうちに行っておいて良かったと思います!
次回は温泉街にある他の老舗旅館(人名のついた旅館)にも泊まってみたい。
銀山温泉は「一度は絶対に行くべき温泉街」だと思います。
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