昨年開業のフォションホテル京都でアフタヌーンティーを満喫してきました。
紅茶で有名なフォション。
しかしここのアフタヌーンティーで出される紅茶のサービスは、他では見られない驚きのものでした。
ぜひ皆さんにもフォションのアフタヌーンティーを楽しんでいただきたい!
フォションホテルのアフタヌーンティーのどこが凄いのか、メニューやホテルの雰囲気とあわせてご紹介します。
世界で2番目のフォションホテル京都はパリの雰囲気
1886年のパリでの創業以来、世界の美食トップブランドとなっている「FAUCHON」。
そのフォションの名を冠するホテルとして、本国パリに続いて世界で二番目に、昨年3月オープンの5つ星ホテル、フォションホテル京都。
鴨川に近い、四条と五条の間にある、おおぶりでない落ち着いた高級ホテル。
中に入ると、綺麗で鮮やかな色使いの調度品、壁や天井に桜の花びらのモチーフがちりばめられ、あたかもパリと京都の融合がイメージされている様。
「フォションホテル京都」のアフタヌーンティーは気軽に行ける
ホテル入口からそのまま階段を上がり、2階にあるサロン ド テ フォションへ。
今回は春のアフタヌーンティーをいただく(季節に応じメニューが変わります)。
平日だけれど満席状態。
人気なので予約は必要、午後2時からのものが先に埋まる傾向があるようです。
女性客が多く、みなさんきちんと着飾っている。
しかし私の様な普段着(カジュアルなジャンパー、チノパン)でも問題なしで、堅苦しくなく、気軽に行ける雰囲気です。
アフタヌーンティー概要
「フォション アフタヌーンティーセット」
店舗名:フォションホテル京都 2階/サロン ド テ フォション
住所:京都府京都市下京区難波町406
予約・問い合わせ:075-751-7740
時間:第1部/11:00~13:00、第2部/14:00~16:00
<金・土・日・祝日のみ>第3部/17:00~19:00
料金:税・サービス料込み 5,500円
※予約要。基本、最大4名まで(それ以上座れるテーブルがありません)
アフタヌーンティー2022年春の食べものメニュー
スイーツ【Sucre】(フランス語で砂糖の意味)
・シェフおすすめマカロン
・ボンボンショコラ パートドフリュイ
・ヴェルヴェンヌガナッシュ
・パウンドフレーズショコラブラン
・ムースフレーズジュレ・ローズマリーライム
・ガトーフレーズジャスミン
・マドレーヌフレーズ
・スコーン
・パルフェ プランタン
セイボリー【Salé】(フランス語で塩味の意味)
・プティポワとフロマージュブランのタルトレット
・ホワイトアスパラガスとアボカドのタルトティーヌ
・リコッタチーズとロケット、松の実のクロック
・鴨のスモークとグリーンアスパラガス、オレンジマヨネーズのクラブサンド
・ラタトゥイユ、アーティーチョーク、チョリソーのタルトティーヌ
「フォション京都」の紅茶は驚くほど贅沢に楽しめる
スイーツ、セイボリーともに、細かい仕事がしてあって、どれもこれもおいしい。
しかしなんといってもフォション京都での絶対の押しは、重厚感のある(かなり重くて驚く)綺麗な鉄瓶で出されるこだわりのお茶の数々。
いままで行ったアフタヌーンティー(英国系の有名なティーブランドのお店も)は数多くのお茶を揃えてあっても飲めるのはその中から一つ、ないしは数種類。
しかしフォション京都では飲みたいだけ、好きな紅茶をいただけるので、胃腸が丈夫で食欲(飲欲?)旺盛な方なら全種類にも挑戦できる。
これまで体験したこのない、贅沢な紅茶の飲み方です!
更にビックリしたのが、鉄瓶にお茶がまだ残っていても、新しい種類のお茶にどんどん取り換え可能ということ。
そうは言われても少し飲んだだけで替えるのは気が引けるので、二人で注文したものをシェアし、6~7割がた飲んだところで次のものをお願いすることに。
我々は二人で行ったけれど、三~四人でいけばお茶も少しづつシェアして飲み易く(それぞれが適量飲んで飲み切れる)おすすめだなと感じる。
ここにはフォション定番の紅茶群だけでなく、フォション京都オリジナルのブレンドティーもラインナップされ、そのメニュ―にはわかり易い様にFマークの表記がされている。
2時間のティータイムは長いかと思ったけれど、色々飲んでいくうちに丁度良い時間に。
二人で計8種類のティーをお腹がコポコポになりながらも満喫。
18種類のお茶メニュー
・フォションホテル京都ティーマスターオリジナルブレンド3種
・フォションオリジナルティー4種
・フレーバーブラックティー3種
・ルイボス2種
・フレーバーグリーンティー6種
「フォション京都」オリジナル逸品紅茶「京花風月」に
今回はやはりせっかくなので、ここでしか飲めないオリジナルティーを中心に飲み始める。
最初に頼んだのが、ティーマスターオリジナルブレンドの一つ、京花風月。
ティーマスターの吉川さん曰く、この京花風月はご自身が考案された作品。
ダージリンをベースにセイロン、アッサムを数グラム、ジャスミンをコンマ数グラム、毎日ブレンドしているとのこと。
僅かに入っているジャスミンが丁度良い感じを出していると納得。
吉川さんが京都をイメージして考え抜いて創った一品で、厳しいフォション本部の審査を受けて提供されています。
そしてこのお茶は、ホテルの売店でも売っていない、日本中でこのティーコーナーだけで飲めるお茶!
これはまた飲むしかない!と、8種類のお茶を飲んだ後に、もう一度最後に「京花風月」をいただくことに。
やはり「京花風月」がわれわれの一番推しとなりました。
「フォション京都」ティーマスター紅茶へのこだわり
吉川さんが色々なお話をしてくださいます。
フォションで有名なアップルティー。
ここで出されるアップルティーもここでのブレンドで、市販のフォションのものとは違ってオリジナル。
お茶のブレンドは非常に繊細な作業のようで、吉川さんが「少量しかできないブレンドの“再現性”」という言葉をしきりに口にされていたのが印象的。
逆に言うと同じ様に再現するだけでも大変な作業、微妙な匙加減のいる難しいものなんだろう、と想像できました。
知らなかったティーブレンドの世界の奥深さを教えられた気がします。
「フォションホテル京都」アフタヌーンティーは断然お得!
これだけの素晴らしいお茶が楽しめて5,500円は破格のお得感だと思います!
美味しく種類も多いスイーツとセイボリーに素晴らしいオリジナル紅茶を満喫できる。
これまで他でいただいたアフタヌーンティーと比べても、ものすごく価値があると感じます。
※(ちょっと下世話な話になりますが)スイーツの一つ、フォションの定番のマカロンは下の1階の店舗では一個350円という価格。出てきたスイーツ、セイボリーは全部で14個。これに紅茶も加わり、誰がどう見てもお得だと思います。
しかしなんといっても、こだわりの紅茶のラインナップはインパクト大でスゴイ!
この紅茶を楽しむ(食べる方はおまけと考えて)だけでも価値があります!
大満足のフォション京都アフタヌーンティー、また機会があれば行ってみたいと思います。
https://hotelfauchonkyoto.com/gourmet/fauchon-salon-de-the-kyoto/
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