ジュビロ磐田J1復帰へ順調!横内監督は天才か?毎試合10人総入れ替えの奇策!

ジュビロ磐田

こんにちは、カービーです。

2023年は補強禁止で新戦力の獲得が出来ないという厳しい条件を課されたジュビロ磐田。

シーズン開幕当初はなかなか勝てずも徐々に調子を上げ、今では自動昇格圏に手が届くところまでになってきました!

選手の頑張りも勿論ですが、今年から指揮を執る横内監督の天才的な(?)手腕によるところが大きいのではと思っています。

ジュビロの快進撃に見える横内監督の采配の妙をお伝えします。

補強禁止のジュビロ磐田、シーズン当初は低調

昨年J1最下位となり残念な降格となったジュビロ磐田。

2023年は補強禁止という厳しい条件に縛られる中、新監督を迎えたものの不安を感じるシーズンの始まりでした。

 補強禁止についてはこちら☞ https://jumblekirby.com/jubilo/#toc3

「戦力だけを見ると十分戦えると思う」
「どのチームより走り、チーム一丸となって最後まで諦めない」

という横内監督の言葉に期待を寄せていましたが

蓋を開けて見ると開幕5試合で僅か1勝(2分2敗)。

「どのチームより走り」という感じもあまりせず、守備面でのミスも多い。
(DFラインで回している間にミスから失点)

素人目からも昨年からの大きな変化を感じられませんでした。

「監督が変わったからってそんなに上手くいく訳ないよねー」

とまだしばらくの我慢をサポーターは覚悟した次第。

ジュビロ磐田、自動昇格圏目前

ところが何か明らかな変化があった様には見えないけれど、試合を重ねる毎にチーム状態は上向きに。

シーズン当初の凡ミスも減り、強度の高い守備、両SBを起点とした攻撃で勝負強さが目立ってきた。

7月9日の山形戦を3-1で快勝し、ついにJ1自動昇格圏2位(東京V)と勝点で並ぶ3位に浮上
(得失点差ではまだ1下回る)

なんとここにきての7戦負けなしの快進撃!

個々の選手がサボらずに献身的にプレイしていることが成績に現れてきています。

ジュビロ磐田、横内監督招聘は大当たり!

横内監督

実は期待と不安もあった新監督

ジュビロの今の好調を支えるのが横内昭展新監督。

横内監督は藤田俊哉SD(スポーツダイレクター)との“縁”で就任しましたが、

日本代表コーチを5年務めたという実績はあるものの表に出ることは少なく、

選手としても指導者としてもビッグネームではない。

横内さんの実力を知らないサポーターにとって、この監督選任は万全という印象は受けない。

「もしかしたら苦肉の策?」と考えた人もいたのは事実。

特にジュビロは過去4年とも、チームの不振でシーズン途中に監督が交代している。

そんなトラウマもあって、横内監督のジュビロ磐田就任に、サポーターは期待と不安を両方持っていた訳です。

横内監督はみんなの力を引き出せる人だった

ところが不安を一蹴する様に、指導者としての横内監督は“見える人”だった。

選手一人ひとりの特性が理解できて、的確な選手起用や交代で、個々の力/チームの力を引き出していく。

全ての選手を活用しきるチーム運営をしようとしている。

結果として、選手の補強が出来ずに戦力不足を心配していたのに今や、

選手層の充実と圧倒的な戦力

などとYOUTUBEで持ち上げられる始末。

監督の采配ぶりと今の成果を見ると、横内さんの招聘は大当たりだったと言えるでしょう。

横内監督、GK除く10人を毎試合入れ替え

「なぜもっとサッカー界で話題にならないのか不思議でしょうがない!」

それほど画期的なのが、最近ジュビロが敷く毎試合の先発メンバー(GK以外)総取っ替え制。

6月半ば以降は水曜、週末と連戦が続いている中、5試合連続で前の試合からGKを除く10人を入れ替えています。

試合に応じてメンバーを大幅に入れ替えることはターンオーバー制と呼ばれ、世界各所で見られることではある。

しかしそれらは重要なリーグ戦のメンバーを何人か、優先順位の低いカップ戦やその他の試合では使わずに温存させるため(疲労を考慮)。

ところがジュビロの場合には、最重要のリーグ戦の中で毎試合、GK以外の10人全員を変更している。

もともと戦力不足を危惧していたチームで、こんな大胆なことをやってしまう横内監督。

しかもこれをしながら毎試合で良いパフォーマンスを発揮している。

普通の監督だったらとても怖くてこんなことをやろうなどと思わない(だからやっていない)。

こんなサッカー界の前代未聞な采配が出来る横内監督は天才かも?

ジュビロ横内監督、若手を積極的に起用

横内監督の大胆なターンオーバー制を可能にしているのが若手選手の積極的な起用です。

長らく若手の育成が停滞

2000年代初頭以降、黄金期を過ぎたあたりからのジュビロは、若手選手の起用に積極的でなかったし、育成も上手ではありませんでした。

期待の若手が入るのに、“試合に出ない”“伸びない”でいつもサポーターはやきもきしていました。

先のワールドカップで選出された伊藤洋輝(元ジュビロ、現シュトゥットガルト)ももっと早くから試合に起用できたと思うし、

オリンピック代表FW候補一番手だった小川航基もジュビロでの出番は少なく、昨年横浜FCに放出したらなんといきなりJ2得点王に。

それほど若手起用についてはジュビロは今まで随分もったいないことをしてきた訳です😢

ジュビロ時代の伊藤洋輝

横内監督は若手を積極的に起用、ターンオーバーも可能に

横内監督は思い切って若手を積極的に起用しています。

高校生FWの後藤啓介選手は既にリーグ戦で5得点。

10代の古川陽介や20歳の鈴木海人選手などもリーグで先発出場し活躍している。

「単にJ1に上がるのが目標ではない、若手が育ち、持続性のある強いチームとなっていく」

「こういう機会だから、若手をしっかり鍛えて育てていきたい」

就任時に横内監督の語った通りの若手の活用で、ターンオーバー制が実現可能な選手の駒数も揃うことになりました。

まとめ

「チーム一丸クラブ一丸」

「どのチームより走り、チーム一丸となって最後まで諦めない」という横内監督の姿勢が新生ジュビロ磐田を変えつつあります。

コミュニケーションをしっかり取りながら個々の才能を引き出している。

多くの選手の出場機会が生まれる10人入れ替えのターンオーバー制、若手の起用など、

楽しみな采配でサポーターの応援にも自然と熱が入ってくる。

横内監督の天才的な手腕と選手の頑張りで是非J1復帰を決めてくれることを祈りつつ、
引き続き熱い応援をしていきます!

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