こんにちは、カービーです。
静岡県にげんこつハンバーグのお店を展開する炭焼きレストランさわやか。
県外への出店や通販がないにもかかわらず知名度上昇、今や県外からも多くの人が訪れる人気の火付け役は長澤まさみさん。
田舎のありふれた店と思っていたものがここまでブレークするとは地元民としても正直驚きです。
しかし人気の一方で大変な混雑ぶりに不便が増したのも事実。
今回は炭焼きレストランさわやかの人気沸騰の歴史と、混雑回避のポイントについてご紹介します。
炭焼きレストランさわやかの歴史
1977年に人口3万人の小さな町、静岡県西部の菊川町(現・菊川市)にオープンした「コーヒーショップさわやか」が出発点。
その後掛川市、袋井市、磐田市と小さな市町を中心に店舗を拡大し、浜松市に店ができたのは開業から9年後で、現在は静岡県内に34店を展開しています。
(うち浜松市内に最多の12店)
オープン当初から炭焼きの牛肉100%、げんこつハンバーグが売りで、1989年には店名を「炭焼きレストランさわやか」に変更。
15年ほど前から名前が全国に浸透しだし、今や県外からも多くのお客さんを集める人気店になっています。
地元民のローカルレストランだった炭焼きレストランさわやか
炭焼きレストランさわやかの店舗は、天井の高い開放感のある空間に木を基調としたナチュラルなデザインで落ち着ける雰囲気。
そこで出されるげんこつハンバーグは大手ファミレスのハンバーグよりも断然おいしく、値段はほんのちょっと高い。
そんなちょっとしたプチ贅沢を味わう感じで、炭焼きレストランさわやかは確固としたポジションを築いてきました。
私も浜松に店が出来る前から長くお世話になってきた一人。
若かりし頃、週末に掛川市のつま恋リゾート(多くの伝説のライブコンサートが生まれた場所)で仲間とのテニス帰りに掛川店に寄るのがおきまり。
週末はそこそこ混雑していましたが、地元民が通うローカルレストランの域を超えませんでした。
長澤まさみさん、メントレGで炭焼きレストランさわやかを紹介
長澤まさみさんがメントレGで紹介
「炭焼きレストランさわやか」「げんこつハンバーグ」の名が全国に知られるきっかけとなったのが、2007年5月27日のメントレG(フジテレビ)への長澤まさみさんの出演。
TOKIOが司会を務めるバラエティ番組で、当時20歳直前だった長澤さんがお気にいりの食べ物屋を3つ紹介するという企画。
そこで2つの洒落た東京のお店とともに、なんと炭焼きレストランさわやか(長澤さんの地元磐田店)の名前が飛び出した!
まさかここで地元のさわやかが出てくるとはと思わず、意外な展開に見入ってしまった覚えがあります。
長澤まさみさんのさわやか愛
長澤さんは、げんこつハンバーグを子供の時から好きであること、オニオンソースが好みでごはんと合うこと、地元に帰ったら必ず食べることなど、さわやか愛を伝えます。
レジでお金を払った後にさわやかなキャンディーをもらって「最後さわやか~で帰る」とニッコリ。
番組の最後には”ゲームに勝ったら一つだけ食べられる”企画に挑戦。
長澤さんはここで見事に勝利し「地元の味が恋しかったから」とげんこつハンバーグを選択、食べた後には「げんこつピース!」とポーズをとっていました。
既に有名な女優になっていた長澤さんが、馴染み深いげんこつハンバーグを紹介してくれたことに強い親近感を覚えた記憶があります。
TOKIOのげんこつハンバーグ評には不満
番組ではTOKIOメンバーも長澤さんと一緒にげんこつハンバーグを試食。
(誰だったか記憶が定かでない)
この時、そのメンバーがげんこつハンバーグを評して「サービスエリアの味だね!」と言った所は鮮明に記憶しています。
「どこのサービスエリアにもある味」
「サービスエリアでてっとり早く調理できる味」
という風に私には受け取れ、別にさわやかの回し者ではないけれど、地元民としては大いに傷つきました。
(長澤さんは笑ってスルーしていましたが、少なくとも誉め言葉ではないですよね)
東京の一流店の味とは違うかも知れないけれど、「もう少し褒めてくれても良いのでは?」「長澤さんに何てことを言うんだ!」と不満を感じた私。
当時はそんなことを言われてしまうほど、炭焼きレストランさわやかは非力で無名だったということです。
(いまTOKIOメンバーがそんな発言をしたなら各所からブーイングが起きるのでは?)
炭焼きレストランさわやか、メントレG放送後に大ブレーク
私の個人的な不満はさておき、TOKIOの番組の後で炭焼きレストランさわやかの名は全国に浸透していきます。
これをさらに拡散したのがやはり世間に影響力のある芸能界。
長澤まさみさんのTV出演から認知度が上がり、福山雅治さんが「静岡に行ったら必ずさわやかに寄る」とラジオで発信しますますメディアで取り上げられる。
広瀬すずさん、ももクロ百田夏菜子さんなどもさわやかファンを広言。
つい先日も将棋名人戦静岡対局の解説者(棋士)や「どうする家康」本多忠真役の波岡一喜さんなど、静岡を訪れる芸能界の方の多くが炭焼きレストランさわやかに行くほどに。
こうして炭焼きレストランさわやかは大ブレークを遂げました。
炭焼きレストランさわやかの大定番、げんこつハンバーグはなぜおいしい?
ブレークを果たした炭焼きレストランさわやかですが、その定番メニューのげんこつハンバーグはそもそもなぜおいしいのか?
げんこつハンバーグは牛肉100%、まん丸とした文字通りげんこつの様な姿で熱々の鉄板に載せられて出てきます。
そこでお客さんは紙製エプロンをつまんで飛散する油やソースから身体を守っておくのがおきまりの儀式。
すると店員さんが目の前で大きなナイフを使ってハンバーグを2つに切り分け、カット面を鉄板にギュッと押し当てるとジュージューと心地よい音が響く。
仕上げにソースをかけると更にジュッとして、おいしい香りが立ちこめて準備完了。
内側に赤味が残るげんこつハンバーグは粗挽き感たっぷりで、一口食べるとジューシーな肉の味わいが口の中に拡がる。
ハンバーグとステーキの間で良いとこ取りしている感じ。
いつも感心するのは、赤味が強くレアの様に見えて、ステーキのレアとは違うしっかり火が通った感じの絶妙なところ(レアのステーキが苦手な人でも大丈夫)。
ソースはオニオン、デミグラスの2種類ですが、肉汁溢れるレア感ある肉の味を楽しむにはオニオンだと個人的には思っています。
(世間の評価もオニオンソースの方がやや人気が高め)
味覚、嗅覚、視覚、聴覚に加えて、エプロンの儀式もセットになった“さわやか体験”が身体に摺りこまれてしまっていて、静岡県民はさわやかのげんこつハンバーグからなかなか離れられません。
炭焼きレストランさわやかは週末大混雑
人気となったさわやかですが、お店の大混雑という困った現象も。
先月GW中にはYouTuberのはじめしゃちょーが、さわやか御殿場インター店の「約378分206組待ち」という待ち時間をスクショしツイッターで投稿。
「静岡の有名ハンバーグ屋さん『さわやか』の混み具合面白すぎるwwwwwwwディズニーよりはるか待つwwwww」とツイートしています。
実は御殿場インター店はコロナ前の2019年のGWには最高で520分待ちを記録。
さわやかの人気は過熱気味で、ランチ時にはどこの店でも行列が出来ることが普通になってきています。
炭焼きレストランさわやか混雑回避のポイント
さわやかは事前予約できません。
ネットで店ごとの待ち時間が検索できますが、混雑店では検索した時点で既に手遅れのケースが多い。
特に週末、県外からのアクセスの良い店舗は混み方が激しい傾向があります。
御殿場インター店の爆込みも、ここが静岡県東端の店で首都圏からの来店客が多いことから。
静岡県限定で展開する故にどうしても県境近くは混みことになり、浜松界隈でも愛知県からアクセスの良い店はより混みがちな傾向です。
こうしたことから、さわやかに行く際には;
・可能であれば県境からより静岡県の内部に入ったお店を選ぶ
・週末より平日(当たり前ですが)
・11時開店頃(できれば少し前)を狙う(または食事時を外す)
を考慮されることをオススメします。
各店舗の営業時間・待ち時間こちら⇒ https://www.genkotsu-hb.com/shop/
まとめ
静岡県内のみで展開する炭焼きレストランさわやかは、炭焼き牛肉100%のげんこつハンバーグが目玉の美味しいお店。
長澤まさみさんがTV番組で紹介したお陰で大ブレークし、いまや芸能界にも福山雅治さん、広瀬すずさんなど贔屓筋は多数。
県外からも客が押し寄せる大混雑店が多いので店・時間選びは重要です。
県境から離れた、より静岡県の内側に入ったお店を選ぶ、出来れば平日、時間は11時開店頃を念頭に行かれることをオススメします。
炭焼きレストランさわやか、まだ行かれたことのない方はぜひ一度お試しを!
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